ケアマネージャーの受験資格 生活相談員とは
ケアマネージャーになりたい。そのためにはどういう方法があるのか。
中学、高校生で、将来介護の仕事に就きたいから、福祉科のある学校にいったり、専門学校に進学すれば一番の近道ですが、最初からそこを目指したわけではなかったけれど、今の仕事に就いて働いているうちに、ケアマネージャーを目指したい。となるケースがあります。
どの資格があるとケアマネージャーの受験資格になるのか、よくわかりませんよね。その中でも生活相談員についてみていきましょう。
http://ami-life.net/2019/09/07/keamane/
生活相談員とは
生活相談員とは別名ソーシャルワーカーと言います。特別養護老人ホームやデイサービス ショートステイに勤務する場合がほとんど。利用者さんは本人はもちろん、その家族との相談にのりサービスの計画をたて施設との手続き、調整、地域のコミュニティーとの連携など介護サービスの『連携、調整』が大きな役割になっています。
生活相談員の仕事
生活相談員の仕事内容はどんな事があるんでしょうか。
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- ケアマネージャーや他の機関との連絡、調整
- デイサービスなどの個別援助計画の作成、ケアプラン作成の援助
- 施設内の連絡、調整
- 苦情などの対応
その他にも施設によっては介護保険支給事務などの事務的な事、食事や入浴の介助、送迎や施設の運営、ショートステイでは利用者の利用日の調整、部屋割り、介護スタッフの調整などもあったりするので、ほぼなんでもこなすんです。
生活相談員は国家資格?
まず、生活相談員は国家資格ではなく職種名になっています。資格要件を満たしすことで生活相談員と名乗るというイメージですね。
http://ami-life.net/2019/09/14/keamenesikaku/
生活相談員になるためには?
生活相談員になるには社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格がある事。
このうち社会福祉士はいわゆるソーシャルワーカーとも呼ばれていて、精神保健福祉士とともに国家資格になり、福祉系の四年制大学で指定科目を学ぶことが一番の近道になります。
これに対して社会福祉主事任用資格は国家資格ではありません。福祉事務所でケースワーカーとして任用されるための資格になります。これは社会福祉法第18条及び第19条によって定められています。
これらの資格がくても都道府県によっては『2年以上の介護業務経験』というような実務経験があれば生活相談員になれる自治体もあります。
生活相談員の給料は
正職員の2017年のデーターですが、基本給の平均は約20万でこれに手当などが入り約32万程。年々増えているそうなので、将来性はあるということですね。それだけ必要な仕事なんでしょう。
まとめ
様々な施設でオールマイティーに活躍している生活相談員ですがこうしてみると大変な仕事です。介護サービスにおける言葉は悪いかもしれませんが、『なんでも屋さん』なので、それだけ覚える事も沢山でてきます。
介護の現場は本当にどんなアクシデントがあるかわかりません。アクシデントが起こった時冷静に対処するのはもちろん、その後の利用者さんに対してのケアやサービスの見直しなど細々した心配りも必要になってきます。
これだけ大変な仕事ですが、それだけやりがいもでてくるでしょうし、スキルも身に付きます。探せばより待遇のいい職場も見つかりますからこれから生活相談員を目指す方はもちろん、また働こうか悩んでいるかたもせっかくの資格を活かしてみるのもいいと思います。